WiNDyがスティールケースに挑む!過去に何度かトライしてきた経験は、スティール素材を用いることの意味を再構築するプロセスであった。ごく自然に用いられてきたスティール素材は、PCケースの性能上特別な意味を持てないで今日に至る。単に通電性がある、加工が容易である、コストが安いという供給する側の都合で選定されているのか?それとも使う側に特別な意味があるというのか?過去のWiNDyのスティールケースへのトライは、業界でいち早く環境に配慮したクロムフリー鋼板の使用を開始したのをはじめ、圧倒的なケース剛性を実現するアルミ素材と同ゲージ(板厚)のスティール素材を用いることなど、独創的な発想が随所に散りばめられていたが、それ以上の意味をもたせることは出来なかったが・・・・。

 フルアルミコンセプトにより圧倒的に磨きぬかれたケース技術、新たな理論で導入された冷却技術、そしてPCの驚異的な性能進化とともに、いまWiNDyのスティールケースの存在は新たなフェイズに突入したと言える。単にシャシーをスティール化するのではなく、冷却に寄与する(ヒートシンク機能を備えた)構造部品はアルミ製を維持すること、シャシー構造主要部の剛性向上とともに、ファン、HDD、電源、光学ドライブ等のモーターによる振動を効率よく吸収し、静音マシンの実現に寄与することを実現するためのスティール化を実現すること、そして格段に進化したWiNDyのアルミ素材加工技術と同等の加工精度にて製造することを実現するとともに、シャシー設計当初からスティール化を考慮した独自の構造技術が、まったく新しいスティール製シャシーケースを生み出すこととなった。

 コスト最優先の時代にあって、0.8mm〜0.6mmというゲージを用いたスティールケースばかりが生産され、決して特別な意味を持ち得なかったスティールケースであるが、重量を比類なきケース剛性の実現と共振防止の実現に振り向け、フルアルミケースと同等の冷却性能を維持するという「重要な意味のあるスティールケース」を作り上げた。それがSUPER HYBRIDシリーズなのだ。フルアルミケースと同等なシュアでシャープなアルミ素材外装、そして世界最強のケース剛性基準を提案するスティールシャシーの融合が、「特別な存在である」ことに疑いの余地はない。