開発コンセプト

オリジナリティこそがアイデンティティ
 アルミケースの技術・ノウハウには、容易に真似ることのできるものが多々あるのかも知れない。既に世界初の量産型自作用アルミケースを開発(1998年)から8年の歳月が流れ、さらにはPCケースの常識を覆すフルアルミケースを送り出してから5年を経た現在でも、絶えず試行錯誤を繰り返し、進化を続けるWiNDyは、自作ケースの歴史そのものであるといっても決して過言ではないのだ。そしてすでに数え切れないほどのアイディア、機構等々が大部分の自作用ケースの礎となっている事実が、WiNDyの存在意義を雄弁に物語っていると思う。従来の機構やデザインを洗練すること、そして新しいアイディアを形にして搭載して行くことは製品開発のプロセスで欠くことの出来ない重要なことではあるが、製品が完成すればそれは「コロンブスの卵」であると言える。しかし、ケース作りへの想い、アイディアの発想と具現化のノウハウ、デザインやコンセプト、そして、もの作りの現場における加工精度や品質、さらには携わる人間の情熱、プライド、熱い心は製品固有のオリジナリティとなって飛翔してゆくのだ。

ALTIUM FC500
 フルアルミコンストラクションを持つスタンダードタワーケースとして誕生したALTIUMシリーズは、初代ALTIUM、ALTIUM Sシリーズ、ALTIUM X、そしてALTIUM SUPER Xと4世代に渡り、驚異の進化を遂げてきた。PC技術の進化とともに要求される機能・性能に対し、常に圧倒的なポテンシャルを与えられた同シリーズは、WiNDyが提唱する「スタンダードケースの基準」を高みに押し上げたと言える。そして、2006年12月、ALTIUMシリーズの到達点として第5世代フルアルミタワースタンダード ALTIUM FC500 は誕生した。

すべて自社オペレーションで
 開発、設計は決して途切れることの無い試行錯誤とノウハウの蓄積をベースにした壮大な知的チャレンジ。製品のコンセプトは図面やイメージによって生産現場へと落とされて行く。幾度となく繰り返されるプロトタイプの製造、そしてあらゆる情報がフィードバックされ、正規量産品へと姿を変えてゆく。このプロセスを自社に生産部門を持つことで、圧倒的にスムーズなコミュニケーション(意志伝達)を実現した新生産システムが稼動。その記念すべき第一号がALTIUM FC500となった。その結果、このモデルは、製品の開発からダイレクトマーケティングまでを統一システムのもとで行う類稀なる新しいビジネスモデルのなかで、生み出されることとなった。

すべてが新しい
 フロントマスクデザインを踏襲することの理由は、従来のイメージをあえて変える必要はないというWiNDyのALTIUMシリーズに対する自信の表れと受け取って欲しい。しかし、ALTIUM FC500は、豊富な素材バリエーションを要求するという観点からアルミ素材の全面変更(日本軽金属製素材→古河スカイアルミ製素材)を敢行したのを始め、全面設計変更によりデザイン以外はまったくの別物となる。冷却性能の主眼をCPUからHDDに移したAFAS(注)の採用、HDDのホールド性能と共振防止性能を強化したHDDホルダー厚板化を始め、スクリューレスフラットカバーの採用、オリジナルケースファン開発(WiNDy SUPER SILENT FANシリーズ)で、圧倒的な静音性と風量を実現したこと、そして進化した手回しネジ(WiNDy HR-SCREW)標準搭載、さらにはフルフローティング機構採用で圧倒的な防振効果を発揮する新開発インシュレータ(WiNDy インシュレータFFシリーズ)を始めとする数々のオプションパーツ等。スタンダードの基準はさらに突き抜けてしまった。

(注) HDDホルダー後方に吸気方式ケースFANを設定することにより、HDD冷却強化とケース内部エアフローの開くセラレーション効果を実現するWiNDy固有のケース冷却ソリューション。

沈黙を破る
 すべてを一新し、従来の良さをすべて継承し、そこから産まれ出る至上のフルアルミスタンダードタワー ALTIUM FC500
2006年12月、WiNDyは沈黙を破る。
WiNDyの足跡は今までも、そしてこれからも決して消えることはない。