ALTIUM ALCADIA X-1

R-I/E 冷却プロセス

常識を超越した冷却システム
前面吸気−背面排気、底部吸気−背面排気、サイド吸気−背面排気等、従来のケース冷却機構は吸気と排気のエアフローの動線を可能な限りストレートにすることで、外気をケース内部に導入(またはCPUダイレクト冷却)することが常識とされ、それはWiNDyがアルミケースを引っさげ参入した1998年から変らぬ自作用ケースの機構でした。

しかしPCアーキテクチャの驚異的な進化とともに、飛躍的に増大したケース内部発熱を消化するためには、大風量の冷却用ファンの多数搭載により冷却能力を対応させていくしかありません。高速化、デュアルコア化するCPUやグラフィクスカードの安定的な動作のために、大容量化、高速化するHDDの正確な動作や耐久性確保のために、大出力化する電源のために、そして搭載される全てのPCパーツのために十二分な冷却システムは必須条件であり、決して妥協できるものでは有りません。
しかし、従来の機構での対応では、冷却能力に比例して騒音値は上昇し使用に耐えうる限界を超えつつあります。
また、ストレートなエアフロー動線は、ケース内部に発生する「熱溜り」の除去が非常に困難であり、理想とされる全てのパーツのための可能な限りのケース内部均等冷却のレベル向上は不可能に近い状態です。

WiNDy R-I/E SYSTEMは、従来の常識を超越したまったく新しい視点でこの課題に挑みました。
最大10基ものHDD搭載、最高性能CPUの搭載、大容量電源の搭載、さらに最高性能グラフィクスカードの搭載を前提とし最大級の発熱を余裕で冷却してしまう最強の空冷システムを与え、そこから外部に発せられるノイズを強力にカットし従来にない静音性能を実現するための機構を開発。それこそが側面後方から圧倒的な吸気量を確保、二重構造化された内部ケース(内郭)を恒常的に冷却しつつ前面から大面積でケース内部に導入、最高水準の冷却エアフローでケース内部の隅々にまで及ぶ強力な冷却性能を実現、背面より排気するというR-I/E SYSTEMなのです。

側面最後部からフレッシュエアを大量導入
エアフロー ケース前面に搭載された140mm大風量ケースファン(WiNDy FF140)×2、及びCPUダイレクト冷却用80mmファン(WiNDy FF80)の圧倒的な吸気性能を利用し、ケースカバー最後部(側面最後部)エアインテークホールから大量のフレッシュエアを導入、シャシー二重構造の導入経路でインナーシャシー(内郭)を恒常的に冷却します。アルミケースの利点の一つである高水準のシャシー熱伝導性を最大限に生かしたこの冷却プロセスは、まるで「PCケースそのものを扇風機で直接冷却している」のと同様の効果をもたらします。また、CPUクーラーファンの高回転化を抑え、常に低回転での安定した冷却を発揮するために搭載されたダイレクト冷却プロセスはエアフローが干渉しない独立した吸気エリアを確保、ケース搭載ファンの変化やエアフロー流速に左右されない安定した性能をもたらします。

■ エアインテークホール
拡大する R-I/E SYSTEMでの吸気の要であるエアインテークホールは、あらゆる実験・実証結果からもっともノイズ漏洩の少ない(ケース内部ノイズ遮蔽効果の高い)、かつ吸気効果の高いサイドカバー最後方部に設定。高温化した排気干渉にも考慮するとともに、システム運用に十分な吸気抵抗の少ない口径面積を確保しています。
HDD及び内部アーキテクチャの冷却
エアフロー HDD最大10基標準搭載可能なALTIUM ALCADIA X-1で目指したものは、搭載HDD全てにわたる最高水準での均等冷却です。前面より導入されたフレッシュエアは圧倒的な大面積、大風量によってその70%がHDDをダイレクト冷却、そして30%がマザーボード周辺ダイレクト冷却用として導入されます。HDDをダイレクト冷却後その大部分は継続してケース内冷却に向かいますが、「ルーズピッチ機能付き高剛性HDDホルダー」に設定されたエアフロー拡散用ホールより横方向の広がりを見せ、効率のよいケース内エアフローとなります。
■ 大風量大口径140mmケースファン(WiNDy FF140)デュアル搭載
拡大する 拡大する システムを支える吸気用ケースファンには、140mmという最大級の口径と80.9CFM(1200rpm)という圧倒的な吸気風量を誇るWiNDy FF140をデュアル搭載した、まさに常識を覆す空冷性能を確保。その結果前例のないHDD10基をフルカバーし、かつマザーボードダイレクト冷却エアフローをもたらすという大面積、大風量のフレッシュエアが導入されることになるのです。

■ HDD冷却
エアフロー HDD最大(10基)搭載時のHDD間のクリアランスは5mmを確保、ホルダーサイドに設定されたエア拡散用ホールとともに、大風量フレッシュエアを効率よくスルー、流速の低下が極めて少なくHDDから発生する熱に対し熱境界を極めて良好な値にキープし、最高の冷却性能をもたらします。

■ HDDホルダーエアフロー拡散用ホール
拡大する HDD最大(10基)搭載時のHDD間クリアランスは5mmを確保していますが、ホルダーサイドに設定されたエアフロー拡散ホールによってエアフロー圧力の上昇を回避し流速の低下を防止します。また、横方向へエアフローを拡散することにより、エアフロー断面積を拡大しケース内部に発生する熱溜りを効率よく除去する効果を生んでいます。
■ マザーボードダイレクト冷却
エアフロー 大風量大口径140mmケースファン(WiNDy FF140)デュアル搭載効果は、10基のHDDの均等冷却を実現しながらもなおマザーボードをダイレクト冷却するほどのエアフロー断面積を発生します。HDDホルダーをその冷却効率を低下させることなく横方向にオフセット設定、十分なマザーボードダイレクト冷却用風量を確保するとともに、CPUやグラフィックスカード冷却用としても十二分なダイレクト冷却性能を確保しています。
独立したCPUダイレクト冷却性能
エアフロー 進化の止まらないCPUの安定動作と耐久性を確保するためには、常に変動することのない安定冷却を確保する必要があります。そのことは、回転数可変型ファンを搭載するCPUクーラーの性能を効率よく発揮させることであり、また最大ノイズ源の一つであるCPUクーラーファンを常に低回転に維持することになります。単に外部のフレッシュエアをダイレクト吸気し、CPUをダイレクト冷却するのではなく、R-I/E SYSTEMにおいて十分に冷却性能と静音性能が確保される新しい機構を採用しています。

■ エアチャンバー&インテークダクト
拡大する CPU冷却用のダイレクトな吸気機構を採用することは、ファンノイズがダイレクトに漏洩し静音性の確保が困難です。また二重構造内部を流れるフレッシュエアのフローを90度変換しCPUに供給することも、エアフロー干渉が発生し密度低下を引きおこします。そこでR-I/E SYSTEMでのCPUダイレクト冷却は、カバー部吸気口とオフセット位置に設定しノイズ遮蔽効果を高めるとともに、独立したエアチャンバーを設定、R-I/Eエアフローに干渉することなく、且つ空気密度の低下を防止しながら、効率のよいCPUダイレクト冷却を実現しています。また、CPUクーラーへのフレッシュエアの供給は専用ダクトの設定によりピンポイント供給、ケース内エアフローを妨げることがありません。
■ CPUクーラーの高さ制限について
本製品にはサイドファンホルダーやCPUダクトにより搭載できるCPUクーラーの高さに制限がありますが、サイドファンやCPUダクトの取り付け方を変更することにより、搭載できるCPUクーラーの高さ制限も変わってきます。

拡大する CPUクーラー高さ制限(図参照)
    ※マザーボードからの高さ

1)・・・70mmまで搭載可能
2)・・・95mmまで搭載可能
3)・・・120mmまで搭載可能

※制限高さ内であっても形状により取付できない場合がありますのでご注意ください。

排気
エアフロー 十分にケース内を冷却したエアフローは、背面搭載の92mmケースファン(WiNDy FF92)と搭載電源排気ファンによりケース外へ排出されます。ALTIUM ALCADIA X-1では、圧倒的な吸入機能によりケース内の正圧状態が確保されるため、非常に効率の良い排気効果が発揮されます。搭載電源に供給されるエアフローの温度も非常に良好な値が確保されることは言うまでもなく、大容量電源を安心して搭載いただけます。
排出されたエアは消音効果の非常に高い専用スペシャルサイレンサーにより下方へ独立して排出される、排気干渉の非常に少ない機構です。

■ 最先端ビデオカードの搭載のために
拡大する 拡大する 発熱量が驚異的に増加しつつある最先端ビデオカード搭載時や、また同様カードのデュアル搭載等AGP/PCI周りの特別な冷却チューン専用として、92mmケースファン(WiNDy FF92)を追加搭載可能です。ケース内エアフローを下方にオフセットする効果があります