[新たな歴史を刻まねばならない]
DOS/V世界においてタワー型ケースが普及して以来、その基本構造は普遍であった。脱兎のごとく進化するPC性能や使用環境、そして進化を支えるパーツ群の怒涛の高性能化に対してさえ、従来からの基本技術の高度化と応用でしか対応しえなかったケースの基本概念は、これからの時代にも通用するのであろうか?答えはイエスでありノーでもある。しかし、進化の大いなる代償として支払われてきた発熱や騒音、さらに耐久性や大容量化に対し現時点は臨界であることは紛れもない事実である。WiNDyは1998年、業界初の量産型自作用アルミケース「MT-PRO2000」を発表、高熱伝導、高電気伝導、軽量なフレキシビリティ溢れるケース素材としてのアルミニウムの導入は、センセーションを巻き起こした。しかし、いま、現状を完全に打破し将来に渡り長いレンジで対応しうる、時代の要求に迫られているのだ。従来の概念を刷新し独創的な技術とアイディアを結集し、全てを変えねば到達し得ない領域こそ、ALTIUM ALCADIA X-1が踊り出たステージであり、新たなDOS/Vの歴史である。
[より高度化するPCアーキテクチャに対応]
驚異的なスピードで進化を遂げてきたPCアーキテクチャは、2005年、ネット環境や各種デジタル機器の進化、メディアを取り巻く様々な状況の変化により、さらなる進化を遂げようとしている。ネット環境ではブロードバンドの大幅な普及とともに動画コンテンツや音楽コンテンツの配信といったコンテンツ時代が幕を開け、TVメディアコンテンツとともに膨大なデータ送受信やデジタルデータ処理が要求されているのだ。従来、メディアステーションとしてのPCは、複数のヘビータスクを同時に処理するマルチタスク能力が非常に重要であり、コンテンツサーバ、ネットワークサーバ、マルチタスククライアントと従来では専門化された特別なPC(またはサーバー)が分担処理を行うのが常識とされていた。
しかし、ヘビータスク化、マルチタスク化がキーポイントであるコンテンツ環境は時代の進化とともに今、まさにパーソナルなマルチメディア環境となり、個人レベルで使いこなすことが当然の時代となる。デュアルコア、64bit時代を迎え強烈にマルチタスク性能をアピールするCPUや、とどまるところを知らないHDDの大容量化、DVDデータ処理の恒常化、グラフィクス描画性能の進化等々その機能が高度化し、そしてその役割が一段と鮮明化された今、自作用PCケースは時代をリードする存在でなければならないのである。
[最先端アーキテクチャに余裕の新しい性能]
現在のDOS/V(自作用)PCケースに求められる必須課題は、デザインやストラクチャといった基本的なケース性能はもとより、非常に高温にて発熱するCPUを始めとする構成パーツ等の冷却性能と稼動時の静音性能の両立である。しかしながら、急速に拡大する冷却性能への要求に対し、静音性能はある程度の妥協を余儀なくされているのもまた現実であり、非常に重要な課題でありながら、ユーザー技術に依存する場面も少なくない。また多用なコンテンツライブラリー化や長時間連続稼動のために大容量化もまた必須である。WiNDyでは、最新のPCソリューションとして、従来のPCケースストラクチャを徹底的に見直し、これからのあるべき姿を模索するとともに、その機能・性能を具現化、最高性能CPU搭載、大容量HDDの複数搭載(最大10基搭載可能)や高性能グラフィクスカードの複数搭載といった現在最高のPCスペックにて余裕の冷却性能、静音性能をもたらす新しいDOS/V(自作用)ケースの開発を目指した。
[WiNDyの全てを結集]
新たな歴史を刻むためには、自らの足跡を振り返らねばならない。1998年以来、いや遠く四半世紀をさかのぼり、PCケース製造技術を確かめることからスタートした。そして蓄積された膨大な経験値、構造設計技術、精密金属加工技術、詳細なノウハウ等を再確認、全てを結集して望まねばならない。さらに独創の発想、ロジカルな設計理論、実験、実測などPCケースへの真摯な取組みこそが、小さな一歩の積み重ねが新たなステージへの第一歩であることを、ここに証明するためにも。ALTIUM ALCADIA X-1、これがWiNDyの全てであり、真実である。