November
28
2008
いつもの年なら、11月の第三週から店頭やウエブは華やかな雰囲気になり、年末の商戦がスタートします。これは自作業界やPC業界だけでなく、他の業界もすべて同じような感じで商戦スタートとなりますが、今年はその商戦の緒戦が非常に苦しい状況だと言われています。もちろん、自作業界は、様々な事件(出来事)に揺れていますので、ネガティブな印象は否めませんが、昨今の金融パニックと不景気の影響がモロに実需に現れてきたということかも知れません。こんなこと僕の49年間の経験(いや、10歳くらいまでは抜かして39年間の経験)では、なかったことだろうと思います。
今日は11月最終週の週末の金曜日。夜、街に出てみると・・・・。夜といっても食事時ですから時間は18時30分くらいです。街に車が少ないし、人が出ていません。お店も、何処もお客さんの数はまばら。こんな風景・・・本当に記憶にありません。いつもなら、すでに忘年会が始まって、繁華街には人通りがあっていいし、まだこの時間なら買い物客だって出ていてもいいし、まして飲食店なら食事するお客様が詰め掛けていてもいい。なのに、この人気の無さは一体どうしたのだろう。郊外に出来たスーパーセンター(イオン太田店)の影響もあるでしょう。それにしても食事や忘年会はイオンは関係ないし・・・・。
一方、インターネットの通販がとても好調だということも言われています。楽天やヤフーは、非常に利用客が拡大傾向にあると言うことです。原因は、ガソリンの高騰で節約気分から、行動範囲が凄く狭くなったことだそうですが、すでにガソリン価格はレギュラーで¥100円台ですよ。こころなしかクリスマス気分も例年通りとは行かないように感じますし・・・・。こういう状況は、帝国ホテルのバーでは感じないだろうな。
高額商品の代表である自動車の販売不振はあまりに急激で、知り合いのディーラーの方は、危険な状況だと言ってました。大画面テレビやパソコンの売れ行きもいまいちで、ブランド品はほとんど壊滅的な打撃を受けていると言うことです。もう、そういう話を聞くたびに、冷や汗がでて、焦燥感に駆られます。WiNDy製品も高額商品だろうと思いますし、実際に様々な状況を聞くと、恐ろしくなります。いまのところ、HOSHINO INGでは、順調に業績が伸びていて、11月も前月比はクリアしそうだと聞いていますが、想定の売上を確保するのは難しい状況みたいです。売上の推移を日々管理しているグラフを見ると、売れつ日と売れない日の落差が、とにかく極端なのです。価格を落としたいのは山々ですが、原材料価格は来春にならないと安くならないそうで、その面でも非常に苦しい戦いですね。
とにかく異常な事態となった2008年、アルミ素材価格は板材でWiNDy発売当初の1998年時点では¥250/kg程度だったものが、2008年ピークでは¥700-/kg~800/kgです。ATXケースで台あたり8kg程度使用しますから、¥2,000-→¥5,600-~¥6,400-ですよ。マッスルは×1.4ですから¥7,840-~¥8,960-が、原材料費・・・・。これじゃ、どうにもこうにも対応できません。この急激な値上がりは2005年から顕著になってきて2007年後半にはピークを打ちました。それが、下がるはずなのに、原材料のインゴット(ピューレ)価格は下がっているのに、板材価格は下がらないんです。他の価格も金属素材はみな同様な傾向ですので、これは非常に厳しいです。ガソリン価格は相場に敏感に反応するので、うらやましいし、業界の透明感は特質ものですね。その点、金属素材は、寡占化が進んでしまって価格は一気に硬直しました。ある実話ですが、海外製のある数種のアルミケースの素材検証をやってもらいましたが、凄い素材をつかっていて驚きました。とてもWiNDyでは使えませんけれど。
そんな状況ですが、なんとしても頑張ってこの苦境を乗り切る以外にないみたいですね。理由はどうあれ、倒産するなどという経験はしないほうがいいです。苦しくとも、何とか乗り切る以外にないですよ。頑張りますよ!(笑)
Posted by 有海啓介 | この記事のURL |