November
21
2008
Intel Core i7がいよいよリリースされた。一見消費電力が非常に少ない印象だったCore2もExtremeでは、アイドルで130W前後、そしてレンダリング等連続仕様の場合は200W前後に跳ね上がるという相当強力な消費電力だったが、Core i7では、それがスタンダードになる。Extremeは最上位のプロセッサに属するのもだったので、それがスタンダードになれば、当然様々な部分で影響が出てくるだろうと思います。またCore i7の性能を生かすためにTriple Channnel DDR3という強力なメモリの存在がありますが、すでにFSBという概念が必要なくなった現在、相当にシビアで高精度のデータ伝達が要求されていることはいうまでも無く、このあたりは完全にCore2アーキテクチャとは一線を画すものになりつつあります。この二つだけでも、相当にケース内部の環境はシビアになりました。熱対策で大変だったPentium DualCoreの時以上に、今は過酷な環境になりつつあると言えると思います。WiNDyでは、SLIやCrossFireに関して非常に危機的な発熱量であり、またPCIの搭載位置からして、CPUやメモリに多大な影響があること、そしてPCI形状から排熱の問題をクリアすることは大変な課題であると主張してきました。これらのことは基本的に電源容量の増大のプロセスを見れば容易に察しがつきます。Core i7の場合、CPU単独でも最低300W程度は見ないと安定動作は期待できません。このプロセッサを中心として、ハイグレードなPCの安定動作を確保するためには600W~800Wは必要であると言うことになります。もっとも、高度なグラフィクスマシンならば、1200W超は必須の情勢となりましたけど。
来年以降、満足にPC性能を引き出すためには、もちろんそれなりのケースでないと不可能でしょう。水冷もいいですが、ケースの基本冷却性能、特に実効エアフローがどれだけケース内部で確保できるかということが非常に重要になります。ここ数年来、静音ブームで冷却性能を抑制してきたケースは、もう通用しないレベルであることは明白でしょう。容赦なくPCテクノロジーは進化してゆきますね。後についてゆくのが本当に大変なのですが、ここは気合を入れて、ラインナップを見直さねばならない時期にさしかかっています。
Posted by 有海啓介 | この記事のURL |