November
10
2008
11月5日の「拭き取り検査」の記述内容に
大きな間違いが見つかってしまいました。検査結果という最も重要な箇所の数値に計算ミスであることが分かりましたので、訂正したいと思います。後日発表予定であった正式コメントの記述を前倒しで掲載させていただくことにしました。
当社では職場環境におけるキーボード・マウスの細菌による汚染度を様々な条件にて独自に計測いたしました。細菌繁殖にとって条件の悪いシーズン(2008年10月)での観測ですが、条件によっては非常に危険なレベルの細菌が検出されました。これが夏にかけてのシーズン(5月~8月)では、格段に細菌汚染の度合いが高いと推測されます。
(細菌採取日) 2008年10月29日
(細菌採取方法)
環境微生物検査用試薬「ふきふきチェックⅡ」(栄研化学株式会社製)による細菌採取。
(採取基本条件) 5cm×5cm=25cm2の拭き取りエリアとする
(キーボード採取条件)
試験A:キーボードキートップ上面部25個(Q~むの24個+ENTER)
試験B:キー傾斜部1面25個(Q~むの24個+ENTER)
(なおキートップ上面およびキー傾斜部1面の面積は1cm2相当と仮定して拭き取りを実施)
(マウス採取条件)
マウス上部約25cm2エリアを拭き取り実施。
(ディスプレイ採取条件)
ディスプレイ画面中央部25cm2エリアを拭き取り実施。
(手のひら採取条件)
手のひら約25cm2エリアを拭き取り実施。
(細菌数計測)
群馬県立産業技術センターに当日持込による菌数計測を実施。
(計測結果)
現行使用キーボード01 試験A 菌数1200
試験B 菌数2800
現行使用キーボード02 試験A 菌数130
試験B 菌数230
現行使用マウス01 菌数1300
(キーボード01と対で使用)
現行使用マウス02 菌数150
(キーボード02と対で使用)
現行使用ディスプレイ01 菌数130
手のひら01 菌数270
(想定菌(
(想定菌( (想定菌数)実際の表面積換算で固体表面に付着していると推測される菌数を換算した値。キーボードは約1450cm2、マウスは約140cm2、ディスプレイ(19型ワイド)約1500cm2、手のひら約260cm2として換算。
現行使用キーボード01 換算菌数96,200
現行使用キーボード02 換算菌数9,175
現行使用マウス01 換算菌数7,280
(キーボード01と対で使用)
現行使用マウス02 換算菌数840
(キーボード02と対で使用)
現行使用ディスプレイ01 換算菌数7,800
手のひら01 換算菌数2,808
■現行使用キーボード01は約5年間の連続使用品で清掃はほとんど行われていませんでした。これと同時に使用された現行使用マウス01は新品使用開始後約1週間のもので、結果的にキーボード表面の細菌が「手のひらや指先」により伝達されたと思われます。(手のひら01は同一人物のものではありません。)
■現行使用キーボード02は使用開始から約半年を経ていますが、小まめに拭き取り清掃を行っているものであり、現行使用マウス02は同時に使用されていたものです。
■上記の試験以外にも新品未使用品の細菌採取を行いましたが、キーボード、マウスともに細菌の検出はありませんでした。
細菌繁殖に適さない10月末という時期での細菌検出テストにしては、驚くべき結果であると言わざるを得ないでしょう。特にキーボード、マウスともに01の採取結果につきましては、「普段清掃をしていないだけで特別な環境下で使用されたものではない」のです。またキーボードの形状が特殊であるために、付着面積は想像以上に広く単位面積あたりの細菌量は少なくてもキーボード固体の細菌総量は非常に多くなるという特性もご理解いただけると思います。
実際は前回記載値よりもはるかに多い菌数なのでびっくりです。(菌数計算の初歩的なミスでした。申し訳ございません。)
Posted by 有海啓介 | この記事のURL |