自分の身の周りで雑菌がたくさんありそうなもの

November
07
2008

 キーボードやマウスに関しては、条件によっては相当数の雑菌が付着していると予想し、そしてそれは実際の検査によってもある程度確かめられたと思います。そしてその検査結果から、どうもキーボード、マウスとそれを使用中の手のひらは、時間にもよりますが同等程度の雑菌が付着してしまうらしいということも分かりました。ならば、それ以外に自分の身の回りの道具などはどうなのかという興味がわいてきます。実際に、キーボード、マウスと比較すれば、使用時間(蝕手時間)がはるかに短いものばかりですが。そこで、ちょっと見回してみて、怪しそうなものをピックアップしてみました。先ずは、電卓と携帯電話。一般的には必ず話題になるのが昔は固定電話の受話器、いまは携帯電話ですね。夜のTV番組で女性コメディアンの携帯電話から凄い量の雑菌が検出されていましたし、相当に汚れていると想像してしまいますが・・・。実は意外と「汚れていない」可能性もあるのです。一般的に携帯用のグッズはたくさん発売されていて、拭き取りパッドとか洗浄液とかですね。そのほかにも特に女性の場合など、小まめに拭き取り掃除をしている方が多いと思うので、それほど雑菌は付着していない場合が多い。反対に男性の場合など、余り拭くことをしないで使用している場合には、おそらく想像を絶する数の雑菌が繁殖(付着)してる可能性はありますね。前記の女性コメディアンの方はおそらくあまり拭き掃除をしないのだろうと思います。女性が掃除をしないと、お化粧品などを多用していますので男性よりも繁殖速度が速いと思います。また、雑菌が繁殖した携帯を操作すれば、手も携帯と同様の状態になることをお忘れなく。携帯は小まめに拭き掃除をしないと危険だといえるでしょうね。



 僕のキーホルダーです。車のキーや自宅、その他のキーが数本付いていますが、この中ではなんと言っても車のキーが怪しそうです。最近の車のキーは樹脂製のケース形式のモノが多くなってきました。金属メッキのキーと比較してこの樹脂部分には殺菌効果がほとんど期待できませんので、これは、もし使い手の手のひらが汚れている場合、または手はきれいでもキーケースが汚れている場合、相当の雑菌数を覚悟したほうがよさそうです。こういうものは蝕手するものには違いないですが、常に触っているという性質の物ではないので、感染経路としては非常に弱く、無視してもいいレベルだと思います。また車と言えば、ステアリングの方が危険です。給油の際に拭き掃除をしてみると、ステアリングの汚れ方にはちょっとびっくりしますね。基本的に拭き掃除をして汚れているものは、雑菌数も比例的に多いといえそうなので、小まめに拭き掃除をしないと嫌な感じはします。車の運転は長時間蝕手するのはもちろん、キーボードやマウスと似て人間が正対して使う道具といえます。飛沫はダイレクトに付着しますから。他人の車を運転するのは、少し嫌ですね。しかし、通常は使用者が特定される場合が多いので、これも感染経路としては弱いほうだと思います。



 キーボードとの比較で用いられたのは公衆トイレの便座だけでなく靴底もありました。「靴」・・・これは綺麗なはずがありません。写真は僕の愛用!?の靴ですが、最悪なのは僕の場合、滅多に靴を履き替えないのです。これは、非常に危険で、最悪な状況を作り出しています。人間の体の中でも特に雑菌の繁殖しやすい場所といえば、足の指間ですね。だから水虫などが出来やすいんです。動揺に靴も、特に内側は人間の体温で適度に暖かい環境ですし、汗や皮脂、皮膚などが付着しやすいので、細菌にとっては絶好の棲家となる可能性が大です。あとは「靴底」です。これはもう、どのような環境の場所に移動したかによって完全に決まってしまいます。たとえば、犬や猫、鳥などの糞などを踏みつけたとか、または非常に雑菌が繁殖していると思われる場所に踏み入れたとか、そういう状況になればこれはもう非常に汚いと・・・。但し、都会などではそれほどでもないという検査結果もありますし、ホテルのロビーのようなカーペット上を歩くと綺麗になるというレポートもありますので、あまり神経質になるのもどうかなと言う気がしますね。肝心なのは、常に同じ靴ではなくて毎日取り替えたり、1日の中でも交互に履き替えたりすると雑菌の繁殖は内場になります。あとは本当に小まめに洗濯したり、手入れをしたり、することが大切なのだと思います。その点では、恥ずかしながら僕の靴は非常に汚いのだと。いつも女房に叱責されています(苦笑)。靴に関しては一つだけ重要なことがあります。感染経路としては弱いほうだと思いますが、病院、特に病院のトイレなどは非常に注意しないといけないと思います。トイレでは、スリッパなどに履き替えますが、確実に履き替えましょう。



 視力の弱い方はメガネ派とコンタクト派に分かれます。僕の場合は、メガネ一筋で35年間きてしまいました。実はこのメガネの汚れ方が以前から非常に気になっていました。特に鼻をホールドする部分の金具周辺に皮脂が非常によく溜まるわけです。この部分はなかなか清掃しにくい部分で、僕は面倒なので洗剤で丸洗いをしてしまいます。しかし、雑菌にとっては条件的に非常に適した部分であることも無視できません。顔は皮脂の分泌が極めておおせいですし、もちろん適度な温度は維持されることになります。また、新陳代謝で皮膚も剥がれやすいので、それらがメガネに付着して温床となる可能性は非常に高いと思います。雑菌やウイルス対策の研究を始めてから、個人的にキーボードやマウスの次に気になったのが、メガネだったわけです。レンズコーティングが剥がれる心配はありますが、できればメガネは丸洗い洗浄かアルコール溶剤での小まめな清掃をしたほうがいいと思います。感染経路としてのメガネですが、実際1メートル以内の対面交渉が多いので当然「飛沫」によるウイルスの付着は想定されます。また、ある程度(冬場であっても)雑菌の温床としては十分だと思います。ただし、これこそは、使用者だけが蝕手するものですので、感染が連鎖する可能性はほとんどないですね。



 楽器・・・・これはあまり考えたくないです(苦笑) 写真は僕が愛用しているストラトですが、ネックのフレットの付け根の部分に汚れがびっしりと付着しています。これでも1月に2度位は専用のクリーナーで拭き掃除をするのですが、激しいプレイなどをするとすぐに手の皮膚などが剥がれ落ちて付着してしまいます。これはですね・・・・はっきり言って最悪の状況でしょう(苦笑)。笑ってる場合じゃないかな。見事に雑菌の温床となっていると思います。ネック1本で下手をすると数万の単位で雑菌検出できるだろうと・・・・。それほど汚染度がたかいのではないでしょうか。特に毎日練習する熱心なプレーヤーになればなるほど、ヤバイです。殺菌に関する研究を始めて初期段階のターゲットは実は楽器でした。ギターはもちろんですが、不特定多数の人が使用する機会のきわめて多いピアノ、オルガン等キーボード類は、普通に考えても雑菌する必要がありそうですし、感染経路としても教育の現場などではきわめて重要な位置にあります。雑菌数で言えばもっとも危険なのはトランペットやサックス、リコーダなどの管楽器でしょう。詳細は書きませんが想像していただければ分かると思いますし、これらの楽器は想像通りでしょう。そしてきわめて問題なのは、学校教育、特に小学校で教材としているリコーダーやピアニカ(商標かもしれません。ごめんなさい。)。ほとんどの生徒がろくに清掃もしないでそのまま使うと思うのですが、雑菌感染症に非常に抵抗力の少ない子供達が、そのような汚染されたものを口にするということが、危険でないはずは無いのです。もちろん経口だけでなく蝕手でも菌感染しますので。

 

 

 

 これらのほかにも日常生活の中にはたくさんの(汚染されていると思われる)モノが思い当たります。それはそれで当然のことで、あまり恐れても仕方のないことなのでしょうし、人間自体に備わっている抵抗力も非常に強い。さらには人間の体内には実に多くの種類の細菌が共生していることも常識です。しかし、雑菌が、病原菌であるとするならば、またウイルスであるとするならば、これは話が異なります。病原性菌やウイルスの場合は、ある一定量(種類により異なるが)体内に入り込むと病気を引き起こします。いま話題のH5N1などは、通常のインフルエンザウイルスと比較しても、体内での繁殖速度は数百倍と言われ、非常に毒性の強いものです。致死率に関しても現在の想定は数パーセントと非常に低いものですが、現実のWHOレポートでは60%を上回っています。さらに感染性が非常に強い。少量で体内ですぐに、そして急激に活性化するために非常に強い感染率となります。出来ることなら身の回りの環境をクリーンにたもつことが重要なのは言うまでもありませんし、他の病気に関しても同様のことが言えると思います。

 

 これまでの記述で「感染経路」という言葉を多用しましたが、実際に疾病の感染を防止する有効な方法は、感染経路を遮断することであるからです。つまり、感染経路を意識して対策することが、予防の基本中の基本。だからこそ、「手洗い」の奨励がもっとも大切、かつ基本だと言われるわけです。この場合、「経口感染」「二次的な飛沫感染」の防止です。その意味で、私達の身の回り、家庭やオフィスなどの環境をじっくりと観察した結果、奇しくも、キーボードとマウスが非常に危険な環境であるとの結論を得ました。僕はパソコン屋として何十年も従事してきましたが、その間、キーボードやマウスが汚いという意識はほとんど無かったです。そしてこの10年、驚異的に社会生活に浸透してきたパソコンや電子機器につきものの、このキーボードとマウスを徹底的に考え直してみようと思いました。なぜなら、この2つのツールほど、人間の生活に密着しているものは、他に見当たらないからです。とにかくあらゆる角度からして、ダントツに人間の傍に位置しているのですから。

 

 


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Posted by 有海啓介 | この記事のURL |