しっかりとデザインを創り上げるためには、しっかりとした技術で造らねばならない。しかしそれだけでは何かが足りないと思う。「もの作り」とは、常にその時々での全力投球である。持てる技術を発揮し、出来る限りの製品作りはもちろんであるが、将来性や耐久性など時間軸を考慮すること、あらゆる用途を想定することもまた欠かすことの出来ない作業。そして市場で多くのユーザーの評価を受け、製品は鍛えられてゆく。いわばこの繰り返しが製品を成熟させてゆくのだ。しかしそれだけでは真のデザインは創れないと思う。
2002年7月、フルアルミATXケースとしてALTIUMをリリースしてから3年2ヶ月、3度のフルモデルチェンジを経て送り出されるALTIUM SUPER Xは、WiNDy フルアルミケースデザインの到達点といえる。シートメタルを打ち抜いたフラットなマスクデザインを採用した当初のデザインテーマは超精密金属加工のメカニカルな表現。立体造形としたALTIUM SUPER Xでは、「美」「素」「技」をテーマにフルアルミでの造形技術の集大成というテーマをもった。そして加工技術の頂点とも言えるALCADIAシリーズへと発展した。このプロセスこそがWiNDy フルアルミATXのデザインを創り上げてきたと言えるのではないだろうか?
デザインは時が洗練してゆくものである。時の流れのなかにはあらゆる要素が散りばめられる。そしてデザインとはその全ての象徴として鍛えられるものなのだ。ALTIUM SUPER Xのデザインに宿るもの、それは「あくまで本物を追及しようとする」WiNDyのもの作りに対する姿勢に他ならない。しかしそれとて、時に鍛えられなければ、意味がないのである。
ここにあるデザインは、時が洗練して創り上げたトゥルーデザインなのだ。