CUBEというスモールパッケージ。そこは従来のケース理論が成立しない超過密な空間である。たとえば冷却性。CUBEパッケージでは、僅かなスペースにCPU/GPU/HDD/電源/ドライブ等の発熱体がひしめきあうそこは、まるで電子パーツの耐久性を競いあうかのようなシビアな環境となり、「CUBEそのものが発熱体である」といっても過言ではない。たとえば性能。当然そのパッケージ故にパワーサプライも制限される。最新のCPUやグラフィクスカードをフルドライブしようとしても非常に厳しい制限を受けざるを得ないのである。また静音性はどうなのか?確かに静音性はCUBEパッケージにおいて非常に重要視されるポイントである。しかしそれは、限られた性能、限られた環境における追求であると言わざるを得ない。最新のクーラーFAN搭載グラフィクスカードに関するノイズ対策は行なえないのが現状ではないか?さらに拡張性は?当然のことながらCUBEパッケージでもっとも犠牲とされるのであるが、現代における「パワフルPC」を想定すれば、HDDや光学ドライブの複数搭載を前提としなければならないし、パワフルなグラフィクスカード搭載も決して無視することは出来ない。しかしこれも冷却性能、静音性能、そして電源容量の厳しい制限下に有るのである。エアフローを必用とするメーカー純正CPUクーラーの場合、過度のケース内部エアフローが冷却能力を阻害する危険が非常に大きい構造となり、ケース内部エアフローレベルとその冷却性能は一致を見ることは無い。さらにCPU程に発熱する現在のグラフィクスエンジンでは個別に小型クーラーによる冷却機構が搭載され、周辺へのフレッシュエアの供給方法にも慎重な対応が必要なのである。また、これらパーツへのケーブルコネクトは、その方法によりケース内部エアフフローを著しく阻害してしまう危険をはらむ。意図したエアフローが再現されない場合は、いかなる強力なエアフローを持ってしてもバランスが崩れ熱溜りを生じる結果となる。従って、現在の高性能PCの冷却においてエアフローの強弱を単純に論じることは許されないのである。
WiNDyが提案するCUBEの新しい形、それがALTIUM ALCADIA X-4/X-4NR。ATXフォームで開発された独創のR-I/E SYSTEMをこのスモールパッケージに応用することで、あらゆるポテンシャルを飛躍的に拡大した自信作である。
まず冷却性能。R-I/E SYSTEM(二重構造化)による後側方吸気−背面排気によって十分なフレッシュエアを広範囲にわたり供給するX-4の吸排気システムは、CUBEでは異例の前面80mm吸気用FAN(WiNDy FF80×2)と背面排気用80mm DUAL(直列)FAN(WiNDy FF80DUAL)によって支えられる。これにより吸気エリア(吸気断面積)を非常に広範囲に取ることが可能であり、CUBEという過密スペースを満遍なく強力に冷却することが可能となった。またCUBEでありながら余裕のある拡張性を得るためのシャシー構造設計はもちろん、ATX電源搭載可能という非常にパワフルな仕様を実現したことは、他を圧倒する。これによって、電源容量を気遣うことなくパワフルなマシンメイクを存分に堪能していただけると思う。そしてこれらの機能・性能を有しても高度なレベルで実現された静音性能は、シリーズ最高レベルでありR-I/E SYSTEMならでは、といえる。さらに、静音性能のメーカーチューニングバージョンとして、ノイズリダクションシステムを純正搭載したNRモデルをラインナップする。これによって、ユーザーの静音チューニングは、静音パーツの換装に集中可能となりよりイージーに実現するであろう。
いま、WiNDyの新たなトレンドセットは「THE POWER CUBE」となった!