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効率よくCPUを冷却し、安定動作を確保するためには「水冷システム」が理想的なのは理屈では理解できるのです。CPUはますます熱くなるし、ファン騒音は気になるし、CPUのグレードアップに対応出来るかどうかも不安です。
CPUも電気部品である以上、当然回路は劣化しますが、効率の良い冷却でその進度は抑えられますので、冷却はとても重要な課題です。
そこで実際に人気の「水冷キット」を購入し、先ずは何より体感することが重要、と言うことで早速トライしてみようと・・・。


早速購入したキットを開梱してみると、なんとパーツ単位にわかれていて、バラで入っていました!
「なるほど、これ自体が自作キットなんだぁ・・・」感心しながら早速組立てに挑戦です。
がしかし、その前に素朴な疑問が・・・。
透明な樹脂製容器がポンプ内蔵リザーブタンクで、添付のホースを使って・・・。
でももしかしたらこれは液の透過率が非常に高い?
液損量はどれくらいなのか不安になる・・・。

気を取り直して組立て作業に入ろうとするが、ここでまたまた疑問が・・・。
添付のホースを添付のホースバンドにより締め付けて固定するみたいだけど、これではどれくらい締めていいかわからない・・・
締め付け具合が足りないと液漏れ、きつすぎるとホース破損による液漏れ・・・。
締め付け個所は全部で6箇所に及び、均等・適正に締め付ける自信がない。
う〜ん、それだけ締め付け作業に対するパーツキャパシティが広いということか?
作業が進まないのでとりあえず締め付け作業を完了しなければ・・・。

アルミ製ラジエターにもホースを取り付けいよいよホース取り付け作業が終了したが、またまた疑問な点が・・・。
このラジエターはケース取付時に縦になる・・・と言うことは上下にラジエタータンクの向きが・・・。
エア抜きはどうすればいいのだろう・・・

ホース接続完了。
PC取付の前に「液漏れテスト」をしないと・・・。
ところが、マニュアルにも方法が載っていない・・・。
しかたなく装置自体を自転車のパンク発見でやる手口を見習って、水没させて気泡が出るかどうか確かめてみる。
う〜ん、でない。でも密閉状態では出るはずがないので、これ自体はナンセンスであることに気付く。
内部に圧力をかけないと発見できない・・・・。そこで、ホースを一箇所はずして、口にくわえて思い切り息を導入してみる・・・。
とりあえず気泡はでない・・・。
でも、こんなことしてもよく分からない・・・。
規定の圧力検査が必要なのだと・・・・。
そうこうしているうちに装置は水漬しで、作業は一時中断することにしました・・・。


翌日、作業を再開しようとすると、またまた疑問が・・・。
アルミ製ラジエター。
定石どおりに作られてますが、内部処理はしてあるのか・・?
なにせ使用する液の主成分は「水」、つまりH2Oですから内部の酸化が非常に心配になる・・。
非常に酸化しやすいこと、すなわち錆びやすいことがアルミの長所でもあり短所でもある。
すなわちアルミ表面が空気に触れるとものの数分で酸化皮膜を形成し、素材を保護することもあれば、水との接触で酸化が急速に進み、劣化しいわゆる「白錆」を生じる・・・。
このラジエター内部で劣化が進行した場合、ブリッジの水路に障害の出る恐れが・・・・。
う〜ん、不安です。
それから、やはり気になるのがエア抜きの方法・・・。
やっぱりこの構造では横で設置するしかないみたい・・・。
う〜ん、横にすると手持ちのATXケースに取り付けられないかも・・・。まずい。

不安を振り切ってとりあえずPCに装着を終えました。
念のためにタンクはケース外に置いていよいよ液の注入ですが、ある程度タンクに入れたところでポンプをまわして見ます。
するとあっと言う間にタンクが空
そこでもっと注入・・・・。
しばらく回して液量が落ち着いたところで先ずはOKかな?と言う感じです。
それにしてもPCの近くで水周りの作業は・・・・。やはり恐怖感はぬぐえません。
それに適正液量がわからない・・・。
不安なのはラジエター内部の状態で、空気溜まりがどれくらいあるのか判らないのです。
それとなにやら怪しい感じが・・・。
まるでPCが熱帯魚の水槽のようで・・・。どうして透明のタンクなのだろう・・・。
おそらく液量を目視で確認するためと思われますが、そんなに液損がでるのでしょか?


最終的にPCは起動しましたが、はたして市販品としてこれでよいのか?という疑問は消すことはできませんでした・・・。

開発室長 澤口 英一